留学1年で英語力はどのくらい伸びるか?

こんにちは、ゆうゆうです。
私は30代で留学をして、外国人と英会話できるレベルまでになりました
留学一年で、実際どのくらい英語力が伸びたのか、を実体験を元にお話したいと思います
この記事では、以下のような悩みをもっている方を対象とします。
- 英語能力を伸ばすためにどのくらいの期間留学したらよいかわからない
- 独学で学んだ英語がどのくらい通じるのか知りたい
- そもそも英語話せるようになるために留学は必要?
留学前、留学1年前から直前まで、留学初期(1ヶ月から4ヶ月)、中期(5ヶ月から8ヶ月)、後期(9から12ヶ月)の4ステージでお話しします
英語能力に関しては、基礎能力として単語、発音、文法、応用能力としてリスニング、スピーキング、コミュニケーションをまとめていきたいと思います
まずお話しする前に前提となる「留学前の英語能力」についてざっくり説明します
留学前はTOEIC805点、オンライン英会話で講師とつまることなく話すことができる
単語はあまり勉強していなかったが、発音は発音記号から学び、文法は「一億人の英文法」を一通り目を通した
留学先はアメリカの東海岸、留学期間は1年間でした

実際の経験を聞くと、参考になるかも
留学前1年前まで
基礎能力
実は正直なところ留学が決まる前は、「英語をしゃべれるといいな」ぐらいで本腰を入れた勉強ではありませんでした
ある意味、目標があいまいなまま勉強をすることはモチベーションを保てなかったこともあるかと思います
単語、文法は中学校、高校で学んでから特にアップデートされておらず、発音に関しては発音記号は読めないという状況でした
応用能力
リスニング能力はあまりなく、英語の映画やドラマを見たり、ポッドキャストを聞いたりしても、ほとんど理解できていませんでした
もともと少しシャイで、言葉に出して話すことが苦手なタイプでしたので、スピーキング能力も全然なかったです
恥ずかしながらHelloやThank youが言えるレベルです
留学1年前から直前
そんな英語能力でしたが、海外で生活をしてみたいという気持ちは大きく、留学できることが決まり、お尻に火がつきました
さらにTOEICは受けたことがありませんでしたが、留学経験のある先輩から「TOEICは800はないとせっかく行くのに話にならないよ」とお叱りを受け、焦りとともに集中的に勉強を始めました
基礎能力
まず、発音と文法を学び、単語を増やしていく方法で鍛えることにしました
この流れは良かったと感じています
発音は本当にいろいろな意見があり、「発音できないと通じない」という意見や、「発音はしっかりできていなくても、コミュニケーションはとれる」という意見があり、混乱していました
発音記号も見た目よくわからないし、勉強したくないなという気持ちも少しありました
が、結論、発音は学んで良かった!です
理由としては、正しく発音することで格段に相手に言葉が通じる、からです
そして、英語らしく発音できることで自信がつくことも価値があります
発音を学んで練習していったにも関わらず、実際ネイティブと話す時は、日本語訛りがかなりあり、言葉が通じないことが多く、つらく感じました
発音は学ぶことも少ないので、まだ学習したことがないという方はぜひトライしてみてほしいと思います!



発音はがんばれば、2週間ぐらいで全体像はつかめるよ!
話を少し戻しまして、文法は書籍の「一億人の英文法」、「一億人の英会話」で、会話をすることをイメージして、学習を深めていきました
けっこう厚みのある参考書ですので、私は一巡しかできませんでした
文法能力として、この本のすべては理解できてないですが、一通り見たというレベルです
単語は、文法を学ぶと同時に知らないものを増やしました
YouTubeもけっこう見ていたので、AtsuさんのDistinctionを購入し、勉強しました
こちらも目は通したけど、ほとんど覚えきれていないというレベルでした
応用能力
TOEICの学習を通じて、リスニング能力は徐々に上がっていったと思います
やはり聞き流しではなく、集中して、意味を理解しながら聞くことの重要性を身をもって学びました
この1年でひとつの数値目標としていたTOEIC800点超え達成し、自分に自信がついたことも覚えています
オンライン英会話は週に1〜2回で、少し話すことには慣れていましたが、オンライン英会話で話す内容がマンネリ化してきて、緊張感や広がりが少ないなと感じているという段階です
期待と不安をもちながら、アメリカへ留学。
留学初期(1か月~4か月)
最初の衝撃は忘れません。
「まったく聞き取れない。。」(泣)
スピーキングを練習していたので、なんとか意思を伝えることはできましたが、流暢な英語を聞き取ることは至難の業でした
TOEIC800点をとって、少し自信のついていたところで突き落とされ、
身振り手振りと、相手の言っている単語を拾って、なんとか話すところから始まりました。



よく「TOEICを勉強しても、ネイティブとの会話は違う」と聞くけど、本当だった。。
留学先は知り合いの日本人がいなかったため、自分でなんとかするしかない状況で、英語を学びながら、生活のセットアップを進めました。
私は運良く、周りの優しい人達に助けられて、英語がしゃべれないにも関わらず、いろいろと教えてくれました。
基礎能力
最初の頃は、まず生活のセットアップをしないといけなく、それに必要な単語をどんどん吸収せざるを得ない状況でした。
銀行で口座を作ったり、留学先の大学で手続きをしたり、スーパーで食材を買ったり、外食したり、ソーシャルセキュリティナンバーという日本でいうマイナンバーを取りに行ったり、とやることには必要な単語があり、半強制的に覚えていきました。
知らなかった単語も多く、本当に生きた単語を学び始めました。
これからコツコツと単語を増やしていきました。
応用能力
最初、会話はかなりきつかったです。なかなか自分から話を振ることもできないし、回答もたどたどしい。
聞けるときがあっても、英語での返答を考えるのに時間がかかったり、なかなか出てこない。
もどかしい時間が長いことありました。
留学をした際に決めていたことが、「日本人と馴れ合わない」、「誘われたら断らない」この2つを徹底しました。
1つ目は、日本人とやりとりしてはいけないというわけではなく、自分の環境をなるべく英語の環境に置く、ということです。
どうしても人間、楽な方にいってしまいますので、それをルールで決めてしまいましょう。
「誘われたら断らない」というのも、どれだけ疲れていたり、英語ができなくて会話が心配だとしても、お誘いは必ず受けて、参加するようにしていました。
英語を話す機会は可能な限り増やすことが重要です。
放っておくと時間は、あっっと言うまに過ぎていきます。
貴重な留学時間を有意義に使うためのルール作りを皆さんもしておくことをオススメします。
留学中期(5か月~8か月)
基礎能力
生活で使う単語、仕事で使う単語などはある程度習得しました
生活ではテレビやスーパー、電車やバスに乗るときなどの本当に海外で生活すると見聞きするような単語
仕事では依頼を受けるとき、依頼をするとき、ミーティング、仕事の管理などで使う単語
これらをまとめて習得しました
生活や仕事は、繰り返しすることが多く、繰り返すことで嫌でも覚えることになりました
留学して英語を習得するにはこの単語の「必要性」と「繰り返し」が効果的なのだなと思いました
発音に関しては、出身国により大きく異なることに気が付きました。
その人が話していてどうしても聞き取れない単語の中に、「英語の方言」、いわゆる発音のクセがあり、
例えば「Virtual」は、日本語だと「バーチャル」、スペイン語だと「ビートル」みたいにかなり違う発音であることを知り、その個人のクセを知ることでコミュニケーションをとることができます。



よく使う言葉やフレーズが身につき、細かいことを気にできるようになってきたかな
応用能力
基礎能力の発音に関連しますが、
中国や韓国のアジア系は聞きやすく、アメリカやドイツなど欧米系は聞きにくかったです。
これはおそらく日本人だからなのかと感じました
逆に欧米系の人はアジア系の人の英語が聞きにくいのでしょう
またインドもなかなか独特なしゃべり方で聞き取るのが難しかった記憶があります
そのため、アジア系の人々とは深い話もすることができるようになりました。
あと、自分のことをよく思ってくれている人は人種に関わらず、仲良くしゃべってくれます。
留学後期(9か月~12か月)
基礎能力
生活や仕事で毎日のように使う単語は習得できますが、
テレビやドラマなどでたまに出てくる単語、会話の中でもたまに出てくる単語を学ぶことは難しかったです
やはり短期間で繰り返し出てくる重要度の高い単語に比べて、覚えにくいです
ただそれらの単語を理解できるようになると、より世界が広がるなという感じもあり、がんばって習得を続けました
このあたりに来ると、発音や文法は実はあまり考えなくなってきていました。
特に会話の中で、英語を聞いているときに、「文法はこれを使っていて」「こう発音したらこうゆう意味」などと考えず、そのまま英語の意味を理解していく段階に入ったかと思います
応用能力
留学も終わりに近づいた時には、誰かと会って、雑談をすることは問題なくできるようになりました。
ただ私は自分の性格上、あまり自分からずーっと話すタイプではないので聞き役になることが多かったです。
そのため、英語をしゃべるのが得意ではないなぁと思っていましたが、よく考えると日本でもそんな間髪入れず集団の中でしゃべり続けるような話し方ではなかったと思い、
誰かとコミュニケーションとるにはこれで十分なのだなと感じました。
そう感じたため、2~4人でのドライブ旅行や、少人数でのパーティなどを企画して、わいわいとすることはこの留学1年で実際にできるようになりました



日常生活で困ることはほとんどなくなったかな
まとめ
本記事では、自分の留学を通じた英語能力の向上についてお話できたと思います
留学1年で英語力はどのくらい伸びたか?の答えですが、
「留学前に比べてかなり伸びて、仕事をする上で困ることは少なく、仲の良い友達とも話し続けることができる」
というのが答えかなと思います
しかし、厳しく正直に回答をすると、
「テレビを字幕なしで観ることが難しかったり、仕事の詳細を理解しきれていない部分があったり」
ということもやはり現実でした
もっと英語力を伸ばすためには、個人的には1年では足りず、2年~3年海外で生活することが理想と感じました
ただ留学を経験することで、確実に英語能力をステップアップしていくことはでき、一生のうちで貴重な時間を過ごせることが間違いありません
もしそのような機会があったり、行きたい気持ちがあればぜひ私からはオススメしたいと思います。
それでは!
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